国際骨粗鬆症財団(本部スイス)では、毎年10月20日を世界骨粗鬆症デーと定めています。
骨粗鬆症の予防
をアピールするのがその目的ですが、一番効果的なのは若いときに運動や食事で骨の量を増やす「骨貯金」をしておくことです。そして中年以降には骨量を維持する努力が必要です。
今回は中年以降の世代に特に有効な骨量維持の方法について説明したいと思います。運動や食事に気をつけて骨を強くするというのは誰もが分かってはいることですが、なかなか長続きさせるのは困難です。かといって病院で診察を受けて薬や注射の治療を受けるのは敷居が高いと感じている方も多いでしょう。毎日の生活の中で長く続けられる骨粗鬆症予防法はないものでしょうか。
私がお勧めするのは『リュックサック』の利用です。毎日の買い物やお出かけのときに手提げ式のバッグではなくリュックサックを背負って歩くのです。余裕があればリュックサックを背負って散歩に出かけるのも良いと思います。リュックサックが良いというのには明確な理由があります。
◎第一に、歳を取るにつれて背中が丸くなって前屈みになるのがリュックサックを背負うことで姿勢が良くなります。
◎第二に適度なおもりを背負って良い姿勢で歩くと、踵が地面を押す時に骨量維持に必要な刺激が背骨に加わります。
◎第三に、同様に背骨を支える筋肉が活性化して鍛えられます。
最近は、背骨を支えるのに脇腹の腹筋(腹横筋)の重要性が注目されていますが、歩く時に踵が地面を押す瞬間にタイミングを合わせておへそを引っ込ませると効果的に鍛えることができます。おしゃれなリュックサックも販売されていますから、是非一度お試しください。
骨粗鬆症についてもっと知りたい方は、
会員登録(無料)をして、専門家に相談してみましょう。
>> 新規会員登録