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認知症の予防(4)~認知症対策のまとめと早期発見~

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これまでの「認知症予防」のまとめを教えてください
 本年度は、

認知症の予防

についてシリーズで書きました。薬物治療以外の生活面での対処の方法を書いてきましたが、最後となりましたので少しまとめたいと思います。
 現在色々な場面で2025年(団塊の世代がすべて75歳以上になる年)問題が論議されています。生活機能の低下の大きな原因に認知症が挙げられていますが、2025年には約500万人(65歳以上人口対比14.4%)の認知症高齢者が存在すると予測されています。
 脳の循環を高める方法としていくつか紹介しました。ウォーキング、スロージョギング(時速4~5km)、ボードゲーム(将棋、囲碁、オセロゲーム、トランプゲーム、麻雀、他)、ダンス、手先を使う作業、趣味活動、楽器を弾く、歌うこと、旅行(計画段階から)などがお薦めです。ご自分が興味あるものを実施してください。またなによりも、何事に対しても感動を覚えることが大切であることも紹介しました。そして噛むことの重要性も再認識してください。
 認知症の原因・症状はさまざまで、中でも脳血管性認知症は脳血管疾患(脳梗塞、脳出血、他)の発症と同じメカニズムなので、なにより生活習慣病の予防が大切となります。毎年の健診を受けるとともに、食生活での注意、軽い運動の実施、禁煙、ストレスをためないこと、他色々な場面でそ対策が述べられていますので参考にしてください。現在さまざまな分野から認知症に対してその対策に取り組んでいます。今以上に科学的根拠に基づいた対策が発表されると思います。
旅行(計画段階から)|認知症  認知症の程度もさまざまです。本人もそうですが(あまり自覚されることはありませんが)ご家族に認知症のような症状が見られたらできるだけ早く専門家(認知症外来等)に相談することです。何事も早期発見早期治療が功を奏します。今後の生活に少しでもお役に立てたら幸いです。

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岩田 清治 校長
お答えします

岩田 清治 校長
Kiyoharu Iwata
  • 朝日リハビリテーション専門学校校長
  • (社) 日本理学療法士協会 代議員
  • (社) 岡山県理学療法士会 会長

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