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運動器の痛みについて(2)~神経障害性疼痛って何?~

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神経障害性疼痛って何ですか?
最近、武田鉄矢さんが登場する痛みのコマーシャルを見たことがある人もいると思います。
「神経障害性疼痛」という言葉が出てきますが、いったいこれは何なのでしょう?
普通の痛みは体のあちこちにある侵害受容器(痛点)が刺激されて起こる「侵害受容性疼痛」というもので、「神経障害性疼痛」というのは神経そのものが傷ついて痛みを生じるものです。
私が最近治療した患者さんで、指先を包丁でほんの少し切っただけなのに、半年以上指先がずきずき痛み、いつも包帯で保護していないと少し何かに触っただけで激痛が走って何もできないという方がいます。切った傷はもうとっくに治っているのに、指の色はどす黒くて腫れています。
これが神経障害性疼痛というもので、痛みの原因となる傷は治っているのに神経そのものが異常を来し、いつまで経ってもずきずき痛むのです。
数年前まではこうした特殊な痛みに効く薬はありませんでした。普通の痛み止めを出しても全く効きません。ブロック注射をしたりステロイドというきつい薬を出したりしてもなかなか改善しませんでした。
武田鉄矢さんが出ているコマーシャルはこうした痛みに効く特効薬ができたということを宣伝しているのです。
元気に暮らす 神経障害性疼痛に効果がある薬としてプレガバリンという薬が開発されました。 神経に作用する薬ですからドラッグストアでは売っていません。 病院で診察を受けて処方してもらわなくてはなりません。 プレガバリンで注意しなくてはならないことは、飲み始めにふらついて転倒することがあることです。
私は処方するときには、最初は少量を夜寝る前に飲むことを勧めています。 横になっていれば転倒することもないからです。
病院で処方されるこのようお薬以外にも、無料で副作用のない効果的な治療法があります。
それは目的を持ってしっかりとした活動的な生活を送ること。すると、頭の中に強力な痛み止めの成分が分泌されて鎮痛効果が得られることが最近の研究で証明されています。

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お答えします

河村 顕治 先生
Kenji Kawamura
  • 吉備国際大学大学院保健科学研究科教授
  • 岡山大学医学部卒業
  • 医学博士
  • 日本リハビリテーション医学会専門医
  • 日本整形外科学会専門医

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