シニア健康相談

関節痛の基礎知識

骨粗鬆症の予防対策

認知症の予防対策

寝たきり・転倒の予防対策

高齢者の生活の知恵

その他のお役立ち知識

ロコモに効く筋肉の知識(4)~筋肉は80歳を過ぎても鍛えられる~

ロコモに効く筋肉の知識

今からできる!疾病予防では、シニア世代の方々の健康に役立つ情報をお届けしております。

高齢でも筋肉を鍛えられる方法とは?
歳を取って足腰の弱ってしまった高齢者に勇気を与えたのは、何と言っても80歳でエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎さんです。 登山の様子
三浦さんは心臓病の持病を持ち、さらに60歳代の頃は、164センチの身長で体重が80キロを超えていて、糖尿病や高血圧、高脂血症を患っていたというのですから、全く普通のメタボおじさんでした。三浦さんがメタボを克服して70歳でエベレストに登ったトレーニング法は有名です。重い登山靴を履いた上に両方の足首に重りをつけ、さらに20キロのリュックを背負って歩いたのです。どこへ行くのもこの格好で、登山靴を脱いだのは天皇陛下から園遊会に呼ばれたときだけだったそうです。こうして、5年間の準備期間で、見事70歳でエベレスト登頂に成功したのです。
ただ、今回の80歳での挑戦では、激しいトレーニングをするわけにはいきませんでした。 不整脈の心臓手術を行ったばかりで運動を制限しなくてはならなかったのです。体は鍛えたいけれども強い負荷はかけられないと言うジレンマに陥った三浦さんに、大学で運動生理学を専攻した息子の豪太さんが良い方法をアドバイスしました。それはEMS(エレクトリカル・マッスル・スティミュレーション)装置を使用するというものでした。これは病院で電気治療を行う低周波装置と原理的には同じ物です。EMSは皮膚に電極を貼り付けて、直接筋肉に電気刺激を行い筋収縮を起こします。特に、電流は高齢者で減少する速筋に刺激が入りやすいという特徴を持っているので好都合です。こうして術後の心臓に負担をかけずに筋肉を鍛えることができたのです。
三浦さんに学ぶことはたくさんありますが、特にリュックサックを背負って歩くというのは誰でも簡単にできることなので、自分の体力に合わせた重りをリュックに入れて歩く生活を始めてみませんか。

ロコモについてもっと知りたい方は、
会員登録(無料)をして、専門家に相談してみましょう。

>> 新規会員登録

  • mixiチェック


お答えします

河村 顕治 先生
Kenji Kawamura
  • 吉備国際大学大学院保健科学研究科教授
  • 岡山大学医学部卒業
  • 医学博士
  • 日本リハビリテーション医学会専門医
  • 日本整形外科学会専門医

ページの先頭に戻る