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転倒予防に必要な環境チェック(1)~生活環境を確認してみよう~

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転倒予防で環境面に対しての注意事項はありますか?
今回は、転倒予防の身体面についてお話します。
今年度は「転倒予防」をテーマに展開してき ました。最後に環境面に対しての注意事項を述 べたいと思います。
転倒の場所ですが、ある調査によりますと、屋内・廊下( 23%)、寝室( 14%)、屋内その他( 13%)、歩道( 13%)、居間( 12%)、トイレ(8%)、その他、でした。屋内・廊下が多く発生する原因を考え てみましょう。
まず、①よく移動する動線に雑然と物が置いてある、もしくはいつも物がないところにうっかり物を置いてしまった、②じゅうたんやカーペットの端のめくれ、③特に冬季、暖房器具やこたつ、空気清浄機、加湿器などのコードが床をはっている、④室内の観葉植物への水やりの際の床の水濡れ、床や廊下等へ滑りやすいワックスを使用した等床が滑りやすい、⑤特に視力が低下している際、物の影が障害物の様に感じられ、歩行リズムが崩れてしまうなどが考えられます。
歩いている様子 次に寝室での転倒を考えてみましょう。私も病院に勤務していた時、大腿骨頚部骨折の患者様が意外に「寝室で転倒して」というのが多かった印象を持っています。夜間トイレに行きたくなり目覚め、急ぐあまり布団の端に足を取られたり、ベッドの脚に足をひっかけたり、または電気を完全につけず豆球のままでうす暗いところを移動したりしたこと等による転倒が容易に想像できます。
履物や、服装にも注意が必要です。はきにくいからといって大きめの履物を使用すると、歩く際、足の動きと履物の動きが異なるため転倒しやすくなります。また裾を踏んでしまうような長い衣類や、脚が開きにくくバランスを崩した時に、足をとっさに踏み出すことができない服装も注意が必要です。また、ご高齢の方が、いままで生活していた環境と異なる所に居を移した際、転倒のリスク(危険)が高くなるというデータも出ています。
今回、主として転倒しやすい室内(生活)環境について述べました。各自でこれらの注意点をチェックし改善して頂けたら幸いです。
現在各地域で、予防事業として転倒予防教室が開催されています。参加してみてはいかがでしょうか。

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岩田 清治 校長
お答えします

岩田 清治 校長
Kiyoharu Iwata
  • 朝日リハビリテーション専門学校校長
  • (社)日本理学療法士協会 代議員
  • (社)岡山県理学療法士会 会長

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