術後7ヶ月以降になると、靱帯もかなりの強度を持つようになるため、
実践的なトレーニングが行われるようになります。
ただし、ここまで至るには今までのトレーニングメニューをきっちりこなしておく必要があります。
施設によっては
functional testといって、リハビリのレベルを上げる際にクリアしてもらいたい項目についてチェックし、基本的には、単に膝とその周囲の筋肉を鍛えるだけでなく、全身のバランスを考えたトレーニングを行います。
ですので、例えば、腹筋や背筋といったトレーニングも不可欠です。
その他、「
サイドベンチ」や「
うつ伏せベンチ」、「
仰向けベンチ」といったような、肘と足やつま先、背中などで身体を持ち上げる訓練もします。
これらのトレーニングですが、効果をあげるためには、それぞれに、例えば、膝を曲げないとか身体を伸ばすなどの注意点があります。ですので、繰り返しになりますが、決して自己流で行わずに、必ずスポーツドクターや理学療法士などプロの指導の下で行ってください。トップレベルの競技選手でも前十字靱帯の再建後再度同じレベルに戻って活躍している人は多くいますので。