知っておきたい!対処方法~前十字靱帯損傷編~

前十字靱帯損傷のリハビリテーション

「前十字靱帯(膝)」を損傷した場合、治療せずに運動を続けていると、膝の他の組織を傷つけることになるので、早期に治療を受けてください。

前十字靱帯損傷編

(3)術後のリハビリテーション(手術直後)

術後のリハビリテーションですが、実際に行うまでには、いくつかの注意点があります。
靭帯を再建してから徐々に再建靭帯の成熟がおこり、強度が高まっていきます。そのため、前十字靱帯の場合は、他のものに比べて長期に渡ってのリハビリテーションが必要な理由です。
最初の時期は、術後すぐなので、どうしても患部には炎症が起こっている場合が多く、さらに下肢の循環も悪くなっていますので、患部のアイシングと下腿の循環改善が絶対に必要です。
患部のアイシングの方法としては、例えば、膝全体をしっかり氷嚢やアイシングマシーンで覆います。

一方、下腿の循環改善のためには足関節や足指を動かす必要があります。

術後のリハビリテーション

その他、術後は膝関節の炎症が起こっていますし、普段とは違う荷重がかかっているため筋肉が緊張するなどして膝関節が動かしづらくなる場合があります。
そこで、膝関節の動きを阻害する筋肉や皮膚その他の組織の改善を図るリハビリテーションを行う必要があります。

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「術後のリハビリテーション(手術~術後2ヶ月)」

前十字靱帯損傷編 ― 前十字靱帯損傷のリハビリテーション ―

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執筆者の紹介

中山 寛 氏

中山 寛 氏

兵庫医科大学  整形外科 助教

昭和52年生まれ

医学博士、日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定スポーツ医、日本体育協会認定スポーツ医専門はスポーツ整形外科、下肢関節鏡手術(股関節、膝関節、足関節)
前十字靭帯再建術は解剖学的2重束再建を行なっている。