第15回 電気刺激や磁気刺激など最新のリハビリテーションを提供
「東海大学医学部・リハビリテーション科」は、神奈川県伊勢原市を走る小田急小田原線伊勢原駅から徒歩約15分のところに立つ東海大学付属病院の4階にあります。同科の責任者である教授の正門由久先生は、慶應義塾大学医学部リハビリテーション科で勤務され、平成20年度に同科の教授として赴任されました。
そして現在、リハビリテーションセンターとして、正門先生をはじめとする医師7名、理学療法士23名、作業療法士8名、言語聴覚士6名、このうち救命救急センターに理学療法士2名、脳卒中病棟に作業療法士1名を配置しており、地域医療の中核を担う大学病院に相応しい陣容で、日々の診療やリハビリテーション医療に取り組まれています。
同科では診察に当たって、障がいを有する患者さんを診察するのはもちろん、心理的な面や社会的な側面まで踏まえた総合的なリハビリテーションを実施することで、患者さんの心身に渡るケアを実現されています。
磁気刺激装置やエコーが置かれた部屋を有するリハビリテーションセンターには、多彩な運動機器や治療用機器が設置され、マンツーマンでスタッフは患者さんのリハビリテーションに当たられています。なお、リハビリテーションは、それぞれの病状に合わせた治療を行うために完全予約制となっています。
正門 由久 氏
東海大学医学部・
リハビリテーション科
教授
リハビリテーション医学会専門医、指導医、認定臨床医 |
日本臨床神経生理学会認定医(神経伝導・筋電図、脳波) |
米国神経筋電気診断医学会(専門医、正会員) |
<専門>
リハビリテーション医学、臨床神経生理学 |
<経歴>
慶應義塾大学医学部 昭和57年卒 |
<学会役職など>
日本リハビリテーション医学会(理事・代議員) |
日本臨床神経生理学会(理事・代議員)、 執行委員会、筋・末梢神経電気診断技術向上委員会、 教育委員会(委員長)、試験認定委員会、編集委員会 |
第47回日本臨床神経生理学会学術大会会長(2019年、横浜) | 日本脳卒中学会(編集委員会) |
日本高次脳機能障害学会(評議員) |
日本義肢装具学会(評議員) |
日本末梢神経学会(評議員) |
日本ボツリヌス治療学会(理事)など |
東海大学医学部・リハビリテーション科
〒259-1143
神奈川県伊勢原市下糟屋143
tel:0463-93-1121(代)
http://reha.med.u-tokai.ac.jp/index.html
<特徴>
現在、日本で最も新しい昭和49年にできた東海大学医学部は、在学中はもちろん、卒後教育にも力を注いでいることで知られています。昭和61年に設立されたリハビリテーション科は、さらに新しい科で、同年から整形外科・神経内科・循環器内科を含む複数科のローテーションを行う初期臨床研修を始めるなど、自由でフランクにものが言える雰囲気の科だそうです。