第14回 マッケンジー法を取り入れたユニークな診察
マッケンジー法のもう一つの特長に「ただ痛みを取る」のではなく、日常生活で痛みに左右されない生活を送るための方法を提案するというのがあります。
このことを「痛みを使いこなす」という言い方をするそうですが、簡単に言うと日常生活で痛みとうまい付き合い方をしていくという考え方です。
中野先生は「自分に合った治療の体操を身に付けることができれば、痛みが再発しそうになったときでも自分で痛みをコントロールすることができるため、患者さんにとってこれ以上の安心感はなく、私たちにできることは治すことではなく、患者さんがご自身の痛みや機能障害を自分でコントロールできるようになるためのお手伝いをすることなのです。」と話してくれました。
物療やマッサージをしてもらうのがリハビリだと考えている患者さん、またそれさえしていれば安心であると思い、とりあえずリハビリに通われる方が多い中、スポーツクラブでも、整骨院でも、マッサージ治療院でもできないこと、しないことをマッケンジー法で追求している中野整形外科は、運動器リハビリテーションの新しい可能性を提案するクリニックと言えるでしょう。
参考:国際マッケンジー協会日本支部ホームページ
http://www.mdt-japan.jp/
中野 元博 氏
中野整形外科・
運動器リハビリテーションクリニック
副院長
整形外科専門医 |
日本整形外科学会認定スポーツ医 |
リウマチ医 |
<経歴>
愛媛大学医学部医学科卒業 |
大阪市立大学医学部整形外科学教室入局 |
中野整形外科・運動器リハビリテーションクリニック副院長 |
<資格>
日本整形外科学会認定 整形外科専門医 |
日本整形外科学会認定リウマチ医 |
日本整形外科学会認定スポーツ医 |
国際マッケンジー協会認定セラピスト |
国際マッケンジー協会日本支部理事 |
中野整形外科・運動器リハビリテーションクリニック
〒660-0814
兵庫県尼崎市杭瀬本町1丁目9番24号
tel:06-6488-7754
http://nakanoseikei.com
<特徴>
昭和49年に開院した中野整形外科が、平成24年に中野整形外科リハビリテーションクリニックとして新しくなり、診療方法もマッケンジー法による診断で医師と理学療法士そして患者さんが一体となって治療に取り組むスタイルの運動器リハビリテーションクリニックへと変わりました。まだ2年目ですが、従来のリハビリで効果が出なかった患者さんが地元以外からも多数来院しているそうです。