第14回 マッケンジー法を取り入れたユニークな診察
クリニックの特色を聞くと中野先生は「当院ではマッケンジー法というリハビリテーションの診断方法を用い、治療のみを行うのではなく、痛みの原因を共に探り、身体を動かしてゆく過程で病状を改善させていきます。」と語ってくれました。
マッケンジー法とは、ニュージーランドの理学療法士ロビン・マッケンジー氏が考案し発展させてきた、「腰痛」「首の痛み」「背中の痛み」「関節の痛み」といった筋骨格系の病気を診断して治療するための方法で、これまで世界各地で多くの医師や医療機関から高い評価を得ています。
中野先生は「国際マッケンジー法協会日本支部」が認定する日本で9名しかいない整形外科医の1人であり(2014年10月現在)、その理論をもとに患者さんの痛みの原因を調べ、ひとりひとりにあった治療とマネージメント方法を提案しています。もちろんリハビリテーションの現場においてもマッケンジー法という共通言語で理学療法士と情報を共有し、診療にあたっているそうです。
中野 元博 氏
中野整形外科・
運動器リハビリテーションクリニック
副院長
整形外科専門医 |
日本整形外科学会認定スポーツ医 |
リウマチ医 |
<経歴>
愛媛大学医学部医学科卒業 |
大阪市立大学医学部整形外科学教室入局 |
中野整形外科・運動器リハビリテーションクリニック副院長 |
<資格>
日本整形外科学会認定 整形外科専門医 |
日本整形外科学会認定リウマチ医 |
日本整形外科学会認定スポーツ医 |
国際マッケンジー協会認定セラピスト |
国際マッケンジー協会日本支部理事 |
中野整形外科・運動器リハビリテーションクリニック
〒660-0814
兵庫県尼崎市杭瀬本町1丁目9番24号
tel:06-6488-7754
http://nakanoseikei.com
<特徴>
昭和49年に開院した中野整形外科が、平成24年に中野整形外科リハビリテーションクリニックとして新しくなり、診療方法もマッケンジー法による診断で医師と理学療法士そして患者さんが一体となって治療に取り組むスタイルの運動器リハビリテーションクリニックへと変わりました。まだ2年目ですが、従来のリハビリで効果が出なかった患者さんが地元以外からも多数来院しているそうです。