第4回
最新の装置を導入
生活に視点を置いたリハビリテーションの重視
同院のリハビリセラピストは専門資格を取得してから病院に入職するわけですが、その後も病院内の研修体制のもと、みっちりと技術を習得しています。入職後、70~120日の初任者研修ののち、3年ほどの病棟勤務、1年の外来勤務を経て、訪問リハビリの業務に1年間従事します。
訪問リハビリでは患者さんとセラピストが1対1でリハビリを実施するわけですから、セラピストにはそれだけ高い知識と技術が求められるという考えが背景にあります。石川誠理事長は「リハビリセラピストは5、6年の経験を積んで訪問リハビリを担当できるようになって、はじめて“一人前”と言えます。
医師の判断を仰ぐことが必要な場面ももちろんありますが、特に訪問リハビリではセラピスト一人ひとりの判断力が重視されるのです」と説明します。裏を返せば、同院から派遣される訪問リハビリセラピストは、レベルの高い研修を積んだセラピストのなかから、さらに同院が自信をもって送り出す、選りすぐりということでもあるのです。
(取材・編集:リハビリネット編集部)
石川 誠 氏
<医療法人社団輝生会
初台リハビリテーション病院 理事長・院長>
全国回復期リハビリテーション病棟協議会理事長
医療法人社団輝生会
初台リハビリテーション病院
〒151-0071
東京都渋谷区本町3丁目53-3
tel:03-5365-8500
http://www.hatsudai-reha.or.jp
<特徴>
急性期病院から発症後1カ月以内に患者を受け入れ、住み慣れた地域や自宅で輝いて生活してもらうために、十分な回復期のリハビリテーション医療を提供しています。