知っておきたい!対処方法~変形性膝関節症編~

変形性膝関節症のリハビリテーション

変形性膝関節症は、歩く際に膝に痛みを感じ、最悪の場合は歩行困難になることもある病気です。

変形性膝関節症編

(1)リハビリテーションを始める前に

変形性膝関節炎の治療の上で最も大切なことは、膝周りの筋肉を付けることです。そのためには積極的に歩くようにしましょう。

歩くことの効用は、有酸素運動になるため、全身の血行をよくして、血管の老化を防いだり、心肺機能を高めたりするなど、全身への影響も期待できますが、膝の痛みが強い時に歩きますと余計炎症が増えることになるため、余計に膝が痛くなります。

膝の痛みが強い場合は、以下に述べますが、膝への負担がかからないようにして筋力を付ける方法があります。

歩くこと以外では、水中歩行自転車こぎなども膝への負担がかかりにくいトレーニングで、有酸素運動になるため、変形性膝関節炎の治療にはお勧めです。

いずれにしましても運動は、膝に過度の負担をかけず、また膝を支える筋力などを衰えさせないことが原則になります。

日常生活の中で、正座は避けるようにしてください。しかし、どうしても正座しなければならないような場合は、正座用補助具などを使用するようにしてください。

できるだけ階段の上り下りは避けましょう

また、痛みがひどい場合や水が溜まっている場合は階段の上り下りは、できるだけ避けてください。どうしてもしなくてはいけない場合は、階段には手すりを付けて、それを利用するようにしてください。

その他、立ち上がる時は何かにつかまる。また、重い荷物はカートなどを利用して運ぶようにしてください。
さらに、サポーターを使用して、膝を支えてあげたり、膝を温めてあげたりすると痛みが和らぎます。杖の使用も有効です。

>>次のページ 「リハビリテーションの目的」

変形性膝関節症編 ― 変形性膝関節症のリハビリテーション ―

変形性膝関節症になってしまったら? 「知っておきたい対処方法」の一覧へ

監修

中山 寛 氏

中山 寛 氏

兵庫医科大学  整形外科 助教

昭和52年生まれ

医学博士、日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定スポーツ医、日本体育協会認定スポーツ医、専門はスポーツ整形外科、下肢関節鏡手術(股関節、膝関節、足関節)。