知っておきたい!対処方法~大腿骨近位部骨折編~

大腿骨近位部骨折のリハビリテーション

大腿骨近位部骨折は、一刻を争う病気ではありません。
しかし、治療が遅れると生命に関わるため、早急な治療が必要です。

大腿骨近位部骨折編

(2)入院中のリハビリテーション(その①)

大腿骨近位部骨折のリハビリテーション

リハビリテーションは、医師の指導の下、理学療法士や作業療法士などの専門家が担当して、1~3ヶ月以内での自宅退院を目標としています。
最近では、さらに老年科専門医、看護師、栄養士、社会福祉士などがチームを組む、いわゆる「集学的リハビリテーション」によって、個人の具体的な治療計画の立案と実施が術後に行われるのが有効だと言われています。

実際、入院中のリハビリテーションに作業療法を取り入れ、術前の生活スタイルに沿ったリハビリテーションを行うことで、その後の生活の質の向上や入院期間の短縮を実現しています。

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執筆者の紹介

福井智一氏

福井智一氏

医療法人医誠会
医誠会病院
整形外科

昭和51年大阪生まれ
兵庫医科大学卒業

兵庫医科大学大学院を卒業後、兵庫医科大学整形外科学教室や北海道我汝会えにわ病院などを経て2012年4月から現職。
専門は股関節を中心とした関節外科