知っておきたい!対処方法~脳卒中編~

救急搬送

脳卒中は、少しでも早く治療を受けると後遺症を軽くできるので、
救急搬送の大切さとリハビリテーションの重要さを知ってください。

(4)救急車が来るまでにしておくべきこと(その②)

救急車が到着するまでにやっておくべきことは、まだあります。まず、その人の意識があるかどうかを確認しましょう。次ぎに、鼻と口から息が出ていたり胸が上下していたりしているのを見て呼吸をしているかどうかをチェックします。そして、手首の内側や首の動脈を触ってみて脈があるかどうかも見てみましょう。もし可能なら、救急への電話する際に、それらが伝えておけば、後の治療にも役立ちます。

意識があるかは、声をかけて名前を聞いてみたり、つねったりしてみて反応があるかどうかで判断できます。例え脳卒中であっても、病気が起こった場所やその程度で意識障害に大きく差があります。意識がはっきりしているけれど、身体の自由がきかない人もいます。もし声をかけて反応があっても、はっきりと受け答えができなかったり、話ができなかったりして、わずかしか身体が動かせない場合は、意識障害があると判断していいでしょう。
それらのことをしてもほとんど反応がない場合は、深い意識障害や昏睡状態にある可能性が高いといえますから、より迅速な手当が必要となります。

なお、呼吸がなかったり脈拍がなかったりした場合は、人工呼吸と心臓マッサージを行ってください。もし駅などで近くにAED(Automated External Defibrillator)があれば、利用するのもいいでしょう。ちなみにAEDは、心臓のリズムを、電気ショックにいって再び正しいリズムに戻して、蘇生するための治療機器で、最近は駅や飛行場、コンビニなどに置かれています。

脳卒中編 ― 救急搬送 ―

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池永 透

池永 透 氏

畷生会脳神経外科病院
脳神経外科 部長

昭和42年大阪生まれ
大阪医科大学卒業
大学卒業後、大阪の救急医療で知られる多根総合病院勤務などを経て、2年半前から現職。