知っておきたい!対処方法~脳卒中編~

救急搬送

脳卒中は、少しでも早く治療を受けると後遺症を軽くできるので、
救急搬送の大切さとリハビリテーションの重要さを知ってください。

(2)脳卒中が疑われた時は、とにかく時間との勝負

東京都では、脳卒中が起こった時に、すぐに専門の医師に診てもらえるようにと「脳卒中急性期医療機関」を認定しています。これは、脳卒中が一刻を争う病気であるため、一刻も早くそこに搬送するためです。
脳卒中は、とにかく“救急”な病気ですから、「しばらく様子を見よう」などと考えず、もし同居している高齢な方などに(1)で紹介したような症状が見られた時は、直ちに救急車の手配をしてください。

なお電話した際には、一刻を争う状態であることを伝え、どこへ救急車を手配するのか正確に住所を伝えるのはもちろん、可能であれば、性別や年齢、そして意識の有無なども伝えるようにしてください。そうした情報がある方が、治療にも早くかかれる場合が多いからです。

もし治療が遅れた場合は、その患者さんが助かったとしても、半身不随や寝たきりといった後遺症が残る場合が多く、本人や家族などに、後々まで大きな影響を与えることになります。ですから、とにかく躊躇せずに、まず“救急車を呼ぶ”ということを忘れないでください。

ちなみに、症状が起こるまでは誰に脳卒中が起こるのかを予測することはできません。ですので、あらかじめ予防しておくことも大切です。
脳卒中の原因と考えられている、高血圧やコレステロールや中性脂肪の値が高いなどの脂質異常症、糖尿病などの症状がある人は、普段から食生活を見直したり、もし喫煙の習慣があれば禁煙したりしましょう。

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脳卒中編 ― 救急搬送 ―

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池永 透

池永 透 氏

畷生会脳神経外科病院
脳神経外科 部長

昭和42年大阪生まれ
大阪医科大学卒業
大学卒業後、大阪の救急医療で知られる多根総合病院勤務などを経て、2年半前から現職。