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第6回 高齢化進む地域の医療・介護ニーズに応える

リハビリテーションの現場から
~医療法人社団誠馨会 総泉病院(千葉県千葉市)~

医療法人社団誠馨会 総泉病院
院長 大坊昌史 氏
通所開設、リハビリテーションのあり方を提示

ゆったりとした時間
リハビリ施設は非常に充実した設備を誇る
おもいで写真館
懐かしい思い出がよみがえってきます

リハビリテーションは現在、病院だけでなく介護施設、あるいは通所のような形でも広がりを見せ始めています。そんななか、同院では以前より通所リハビリテーション「ゆず」、訪問リハビリテーションを展開していましたが、今年2月に通所介護「こゆず」を開設しました。病院と各サービスを有機的に活用して、要介護・要支援状態となった人が、できるだけ自宅において自立した日常生活を営めるように、本人の希望にきめ細かく応じた専門的プログラムを提供しています。自宅での活動を重視した個別リハビリテーションを行い、ご本人の機能回復はもちろん、介護者への介助ポイントを指導するなど介護者への負担軽減も視野に入れています。

さらにリハビリテーションだけでなく入浴や食事のサービスを提供し、身体の状況をチェックして、変化があればご家族やケアマネジャーを通じて「医療」につなげ、速やかな対応で重症化を防ぐといいます。

この施設を立ち上げた理由として大坊院長は、地域でさらに病院の知名度を向上させ、安心して医療・介護を受けられることを地域住民に知ってもらうことのほか、「『リハビリテーションのあるべき姿』を病院として提示したかった」と語ります。

高齢者のリハビリテーションは、前述したように身体の負荷を伴うものだけに、専門スタッフの指導のもと、行う必要があるからです。特に要介護者の場合、無計画なリハビリがかえって身体機能の減退をもたらしかねません。そうしたリスク管理の必要性を訴えたいと言います。地域における医療のあり方、リハビリのあり方を啓発していく同院の取り組みに注目したいものです。

(取材・編集:リハビリネット編集部)

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先生の紹介

大坊 昌史 氏

大坊 昌史 氏

<医療法人社団誠馨会総泉病院 院長>

経歴
昭和54年3月 順天堂大学医学部卒
平成3年12月 加曽利病院(現千葉中央メディカルセンター)外科部長就任
平成8年4月 同副院長就任
平成20年4月 総泉病院院長就任

急性期医療の最前線から、療養型病床である総泉病院に院長に就任。 自身のキャリアを生かしながら、あらゆる患者さんへの、ふさわしい医療を提供すべく邁進している。

病院の紹介

医療法人社団誠馨会 総泉病院

〒265-0073
千葉県千葉市若葉区更科町2592
tel:043-237-5001
http://sousen.seikei-kai.or.jp/

<特徴>
総泉病院は1987年創設以来、一貫して高齢者の療養型病院として地域医療に貢献してきました。高齢者の特性を理解して、専門性の高いチーム医療をめざす一方で、患者、家族のみならず、職員も和めるゆとりある癒しの環境を整備しています。