第3回
奈良県中南部は、日本の多くの地方に見られるように、急速に高齢化が進んでいる地域です。
「そのため、私どものような施設の役割は、これから先もどんどん重要になっていくことは間違いないと思います。ですので、ニーズに応えるために増員もしなくてはなりませんが、予算のことなどもあって、そう簡単にはいきません。ですから、現状では、スタッフ個々のスキルアップに取り組むことが、とても重要になります。
当科でも、スタッフのモチベーションを高めるように、いろいろな工夫を重ねていますが、これからもさらに努力を続けます」と谷村主任は言います。
グループの施設責任者としては最年少だという
谷村賢治主任
現在、一番心がけられているのはスタッフ間のコミュニケーションをしっかりとることだそうです。「お互いが持っている情報を交換することが大事です。また、小さな問題を大きくならないうちに解決するためにもコミュニケーションは欠かせません。お互いが助け合うことで、スキルアップが果たせれば、最終的には患者さんの治療に還元できますから。
そういった意味でも、これからも頑張っていきたいと思います」と谷村主任は熱く語っていました。
(取材・編集:リハビリネット編集部)
谷村賢司 氏
<作業療法士>
医療法人医誠会 橿原リハビリテーション病院
リハビリテーション科
主任
2006年 | 滋慶学園 大阪医療福祉専門学校卒業 |
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2006年 | 医療法人 医誠会 橿原リハビリテーション病院入職 |
2011年 | 同病院 リハビリテーション科主任 |
医療法人医誠会
橿原リハビリテーション病院
〒634-0032 奈良県橿原市田中町104−1
tel:0744-25-1251(代)
http://www.kashihara-reha.com/
<特徴>
各スタッフは1人が平均15人の患者さんに対応していて、科としての1日のリハビリテーション実施の患者数はのべ約100人、1か月ではのべ約1800人にのぼります