リハビリの現場で活躍するドクターの生の声をお届けします!日本全国!リハビリ・医療機関訪問

第3回

リハビリテーションの現場から
~橿原リハビリテーション病院(奈良県橿原市)~

医療法人医誠会 橿原リハビリテーション病院
リハビリ科 主任:谷村賢司 氏
奈良県中部・南部における介護医療を担う

橿原リハビリテーション病院
奈良県中部らしい田園風景が広がる
中に立つ「橿原リハビリテーション病院」

1階正面入り口
1階正面入り口。なお建物入り口前には道路を
はさんで駐車場が設けられている

奈良県中部に位置し、県下では奈良市に次ぐ約12万5千人の人口を有する橿原市。「神武天皇橿原の宮」に由来したという市名が示すように、かつて藤原京が置かれた歴史ある町であり、現在も多くの人が訪れる「橿原神宮」があることでも知られています。その橿原市の郊外、豊かな田園が広がる地域に「橿原リハビリテーション病院」はあります。

同病院は、急性期病院から介護老人保健施設まで64の施設を有するホロニクスグループに属する医療療養型のリハビリテーション専門病院(205床)です。平成14年に開院し、現在は内科とリハビリテーション科の医師とスタッフが入院した患者さんを中心に治療にあたっています(外来は月曜日~土曜日の午前中受付)。

患者さんは、維持期および終末期に含まれる方が非常に多く、また疾患としては脳血管障害者が最も多数を占め、さらに複数の疾病を持たれている点が特徴です。これについてリハビリテーション科主任の谷村賢司さんは「医療グループに入っていますが、グループ内の移動というのはほとんどなく、主に奈良県中部から南部にある医療機関や介護施設からの患者さんを受け入れています」と説明します。

同病院では、例え超高齢者の方であっても、訓練や新たな学習、今ある機能を活かし環境を調整し、社会資源を利用することに重点を置き、生活の質の向上を何とか実現するためのリハビリテーションが行われています。「平均年齢は80代という中でも少しでも機能の回復を図りたいと願う患者さんとスタッフの努力によって、平均して約5%が在宅あるいは介護施設に戻るまで回復されています」(谷村主任)。

このような医療療養型の病院の役割は、急性期・回復期で在宅困難な方などその後の生活に適応していただくことを前提に援助することです。その一方で、多くの患者さんは入院期間が長く、それだけに療養生活をいかに快適に過ごせる環境作りをするかも重要です。「とにかく、まず患者さんのことを第一に考えた、少しでもQOLの向上に役立つリハビリテーションを実施するように心がけています」。

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先生の紹介

谷村賢司 氏

谷村賢司 氏

<作業療法士>
医療法人医誠会 橿原リハビリテーション病院
リハビリテーション科
主任

滋慶学園 大阪医療福祉専門学校卒業後、医療法人医誠会橿原リハビリテーション病院入職。現在はリハビリテーション科の所属長(主任)として入院患者さん及び地域、訪問リハビリテーション等に貢献している。傍ら、奈良県作業療法士協会、学術活動にも力を注いでいる。
経歴
2006年 滋慶学園 大阪医療福祉専門学校卒業
2006年 医療法人 医誠会 橿原リハビリテーション病院入職
2011年 同病院 リハビリテーション科主任
病院の紹介

医療法人医誠会
橿原リハビリテーション病院

〒634-0032 奈良県橿原市田中町104−1
tel:0744-25-1251(代)
http://www.kashihara-reha.com/

<特徴>
各スタッフは1人が平均15人の患者さんに対応していて、科としての1日のリハビリテーション実施の患者数はのべ約100人、1か月ではのべ約1800人にのぼります