変形性膝関節症になった時には、できるだけ膝に負担をかけない工夫や生活習慣を身に付けるようにするなど日常生活から気を付けなくてはならないことあがります。
また、太ももの筋肉(大腿四頭筋など)を衰えさせないように
運動を心がけることも大切です。
日常生活では、正座はできるだけ避けるようにしてください。
例えば、トイレは和式を止めて洋式トイレにしたり、動く時は杖などを利用したりして膝への負担を減らすように家をリフォームすることも考えた方がいいでしょう。
その他、変形性膝関節症に限らず、関節炎による痛みがある場合、その痛みを和らげたり炎症を鎮めるためには、患部を温めたり冷やしたりして対応しますが、一般的に変形性膝関節症のような慢性的な疾患については、患部を温める
温熱療法が行われます。
膝を十分に温めることで、血行が良くなり新陳代謝が促され、膝に貯まっていた痛みの原因になっている物質などが体外に排出されやすくなるからです。
逆に、膝が熱っぽく腫れているような急性の痛みが無い限り、
原則的に冷却療法は行いません。
家庭ではお風呂に入って患部を温めるのは手軽にできる方法なのでお勧めです。
また、温湿布や
ホットパックを使って暖める方法も簡単にできます。
その他、膝に
サポーターを当てると、膝の痛みが和らぎます。
また、冷やさないようにすることが大切です。
ただし、症状によってはこれらの療法で効果が無い場合もあります。
そのため、勝手な判断ではなく、医師によく相談してから始めるようにする必要があります。