以上のような、各病院や施設でもそれぞれの立場を活かした、独自の教育による各スタッフのスキルアップが図られています。同病院でも、谷村主任を中心に勉強会が行われているのをはじめ、「今年は、外部への症例発表に向けた症例検討会を開いています。
また、患者さんが好ましい状態で座っていられるようにする“シーティング”や好ましい状態で臥位ができるようにする“ポジショニング”を実現するためにケースカンファレンスや実技などについての勉強会も行う予定です」（谷村主任）。

郊外型の病院らしく澄み切った空気も魅力

また、今春、新たに２名の新人スタッフが加わったことから、その教育のために看護師の教育によく用いられている新人１人に教育係が１人つく「プリセプター教育」の体制をとってマンツーマンで指導が行われています。
「新人は、毎月の症例レポート作成もすることになっています。
文字にすることで、分からなかったり、反省したりすべき点が明確になるからです」（谷村主任）。