「椎間板ヘルニア」の手術をした後、リハビリテーションの期間も含めて入院期間は、おおよそ1~2週間です。
自宅に戻ってからは、通院でリハビリテーションも行いますが、日常的に家でも腹筋や背筋を鍛えるトレーニングをするのがいいでしょう。
具体的なトレーニングの方法には、次のようなものがあります。
腹筋と背筋を鍛えることで腰への負担を和らげる
●腹筋を鍛えるトレーニング
これは手術した直後からでもできる運動です。
まず、仰向けに寝た状態で、両膝を曲げて立てます。この場合、両足は揃えておいてください。その体勢で顎を引いて腕を伸ばし、お臍を見ながらゆっくりと上体を起こします。伸ばした手が膝に触れるぐらいまで起こしたら、そのまま5秒間ほどキープして、今度はゆっくりと上体を下ろして行きます。なお、その間、息を止める必要はありません。この運動は10回を1セットとして、1日に2回ほどすればいいでしょう。
●背筋を鍛えるトレーニング
これは、手術した後、激しい痛みが治まってから行う運動です。
うつぶせに寝た体勢になり、臍の下辺りに枕やクッションを入れます。その体勢からあごを引きながらゆっくり上体を起こします。だいたい床から10㎝ほど浮いたら約5秒その体勢をキープして、同じくゆっくりと上体を下ろします。この運動も背筋と同じく、10回を1セットとして、1日に2回ほどすればいいでしょう。