知っておきたい!対処方法~変形性膝関節症編~

リハビリテーションのやり方

変形性膝関節症は、歩く際に膝に痛みを感じ、最悪の場合は歩行困難になることもある病気です。

変形性膝関節症編

(1)まずは筋力を鍛えることから

変形性膝関節症の回復のためには、本人の努力によるリハビリテーションが欠かせません。
与えられたメニューをキチンとこなせば、日常生活に不便が無いレベルにまで回復させることが可能だからです。

変形性膝関節症のリハビリテーションの目的は、膝の曲げ伸ばしの回復(可動域訓練)と膝を支える筋力の回復(筋力訓練)です。
特に筋力の強化増強は、筋肉を鍛えることで、膝への負担を和らげるためにも重要です。

が「大腿四頭筋」を鍛える訓練

一般的に、まずとりかかるのが「大腿四頭筋」を鍛える訓練です。
具体的には次のような運動を行います。

足を延ばして横になり、悪くない側の膝を直角に曲げ、痛む方の膝はできるだけ伸ばすように力を入れます。
できれば足首は少し反らすように意識してください。

そしてゆっくりでいいので、膝を伸ばしたまま反対側の膝の高さまで持ち上げて、そのまま5秒間止めます。
5秒たったら膝を伸ばしたまま持ち上げた脚を降ろし、身体の力を抜いて休んでください。

これを1セットにして、できれば朝・晩、それぞれ約20回するのを日課にしてください。
ただし、慣れるまでは決して無理はしないように気を付けましょう(筋肉痛が出ないように注意してください)。

ただし、基本的にどんなリハビリテーションも、やってすぐに効果が出るものではありません。
効果を実感として感じられるようになるのは、個人差はありますが、訓練を始めてから2~3ヶ月ほどかかることが少なくないことを知っておいてください。
ただし、いったん効果が感じられるようになれば、それからも筋力トレーニングを続けていれば、ほとんどの場合、どんどん効果が出てきますので。

>>次のページ 「リハビリテーションのやり方(その①)」

変形性膝関節症編 ― 変形性膝関節症のリハビリテーション ―

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監修

中山 寛 氏

中山 寛 氏

兵庫医科大学  整形外科 助教

昭和52年生まれ

医学博士、日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定スポーツ医、日本体育協会認定スポーツ医、専門はスポーツ整形外科、下肢関節鏡手術(股関節、膝関節、足関節)。