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歩行時の足指の曲がり対策について

先日の足首の背屈についてのご教示、本当にありがとうございました。とても参考になりました。
再度、私の経過を説明しますと、左半身麻痺で10ヶ月経過し、通院リハビリも病院から終了を告げられ、自主リハビリを行いながら、6月から職場復帰しています。下肢は、「ゲート・ソリューション」装着で、3.5km/hの歩行速度で歩行可能状態(室内では、内に入る歩行ですが、ゆっくり裸足で歩行しています。)です。 1,2年後には裸足での歩行を目標にリハビリに励んでいますが、裸足歩行だと足の指が「グー」の状態に曲がるいわゆる「claw」になり、悩んでいます。(ゆっくり歩く時はclawにはなりません)

Q-1;裸足歩行でclawにならない方法(リハビリ方法、靴の細工など)は、ないのでしょうか? ちなみに現在の装具には、爪先部(足の甲部)をテープで押さえるようになっているので、装具歩行時は、clawにはなりません。
Q-2;claw防止の方法が無い場合、claw状態を容認して歩行するしかないのでしょうが、その際の弊害は、どのようなことでしょうか?

以上、よろしくお願いいたします。

質問者:marogenki さん 50代 男性 2013/07/28 12:11 【カテゴリー:脳卒中

1件の回答があります。
回答者

山崎敦

理学療法士

それぞれの質問に対して回答させて頂きます。

【Q-1;裸足歩行でclawにならない方法(リハビリ方法、靴の細工など)は、ないのでしょうか?】
Clawになると言うことは努力的な歩行になっている可能性が考えられます。

リハビリでは筋活動の際、相関関係を考えます。中枢と末梢、主動作筋と拮抗筋 等
の関係を評価してどこの関係が崩れているのか問題点を抽出します。

Clawの症状で考えられる問題としては中枢と末梢の関係で説明しますと、本来立位において下肢を振り上げコントロールする為に体幹が安定していないといけないのですが、土台となる体幹の筋活動が低下し不安定となり、末梢が固定に働いてしまっている状態ことが考えられます。

だとすれば体幹筋の強化が必要となります。また前回説明したように歩行の際は下肢の振りあげを意識し過ぎてはいけません。

他にも問題点があるかもしれませんので、参考までに聞いてくださいね。



【Q-2;claw防止の方法が無い場合、claw状態を容認して歩行するしかないのでしょうが、その際の弊害は、どのようなことでしょうか?】

上記のリハビリをしてもどうしてもclawが残る事があります。

この場合は足趾のまきこみ、足関節内反への捻挫の恐れがある為、二次的な障害を防止する為にも必要最低限の装具は必要かと思います。                     

回答日時:2013/08/14 12:01

山崎敦 理学療法士 医療法人社団 誠馨会 総泉病院リハビリテーション部

医療法人社団 誠馨会 総泉病院リハビリテーション部に在籍しています。

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