職場復帰できるまで回復され、大変苦労されたかと思います。
どの程度の運動麻痺の程度かわかりませんが、お話からすると比較的軽い麻痺と想像いたします。
足の裏が固いとの症状ですが、よくある運動麻痺に起こる一つの症状です。
歩行では足部が固いことにより荷重がかかる際に頭の位置、骨盤の位置が本来の重心の位置から逸脱し、バランスを保つためにほかの部位(頭部、脊柱、上肢、下肢)で代償をしたり、努力的になったりします。
これにより共同運動や連合運動などの不必要な筋活動が生じ、さらに動作を阻害してしまい悪循環になってしまいます。効率よく歩くためにはなるべく力も大事ですが代償動作を少なくさせなければなりません。
また長期的に考えると、二次的な負担がほかの関節にもかかるので気を付けなければなりません。
自主トレではこのことを念頭に行う必要があると思いますので、誤った方法を一生懸命するのは逆効果になると思います。
お話であった練習方法は間違ってはいないと思いますが、特にソフトボールころがしでは必要以上に力を入れすぎて動作をしていませんでしょうか?姿勢が傾きすぎていませんでしょうか?
理想的には気持ちよくボールの接地面を足底で感じ、変化する位置に応じて足の指伸展する反応があると、足の指を曲げようとする筋肉に対する拮抗筋にも働きかけているのでいい運動になるかと思います。
またこれらの手足を動かすための土台となる体幹の安定性はいかがでしょうか?
方法としては四つ這いの運動、バランスボールなどを利用したトレーニングもありますが、身体の評価をしっかりうえで、できる自主運動を考えないといけません。担当の療法士がいましたら相談することをお勧めいたします。
回答日時:2015/03/25 11:14
山崎敦
理学療法士
医療法人社団 誠馨会 総泉病院リハビリテーション部
医療法人社団 誠馨会 総泉病院リハビリテーション部に在籍しています。