知っておきたい!対処方法~関節リウマチ編~

家で日常的に行えるリハビリテーション

関節に炎症が続いて徐々に破壊が進み、やがて機能障害を起こしてしまうのが「関節リウマチ」です。

関節リウマチ編

(2)効果的な運動(その①)

身体を動かすことが大事です

病院では、治療としてのハビリテーションを行います。
通院してリハビリテーションを受けることも大切ですが、意識して日常生活の中で関節を動かす効果的な運動を取り入れて、毎日、続けることも重要です。

ただし、運動といっても身体を鍛えるものではありません。また過剰な負荷をかけることで関節リウマチが悪化する危険性もありますから、 “絶対に無理はしない”という範囲で運動することを心がけてください。ちなみに、お勧めのタイミングは風呂上がりに身体が温まっている時です。

●肩を動かす
こわばりかけている肩の関節を動かします。具体的には、寝た状態で両手を組んで肘をできるだけまっすぐに伸ばしたまま体の上(顔の前)に持ち上げて、そのまま頭の方に倒しながら両手を頭の横の方まで持ってきます。速度はゆっくりでいいので、それを10回程度行います。もし途中で痛みを感じるようでしたら、その範囲までで止めましょう。また、10回程度を1セットとするならば、3セットもすれば十分です。とにかく、無理をしない範囲でやってください。

●指を動かす
関節リウマチは、身体全体の関節に影響を与えます。
もちろん指の関節も例外ではなく、痛みや変形のためものを持つのが大変な場合も少なくありません。
そんな指の運動としては、親指を除く全ての指を掌に曲げる運動が基本になります。できるだけ意識して指だけを曲げるようにしてください。左右の手を交互にしますが、それぞれ、これも最大で10回程度すれば十分です。
それが終わると、動かさないでいた親指だけを、小指の第2関節まで動かす運動を、同じく10回程度してください(左右両方)。

その他、柔らかいボールや細長く切った台所用スポンジなどを握ったりするのもいい運動になります。

>>次のページ 「(3)効果的な運動(その②)」

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監修者の紹介

福井智一氏

福井智一氏

医療法人医誠会
医誠会病院
整形外科 部長

昭和51年大阪生まれ
兵庫医科大学卒業

兵庫医科大学大学院を卒業後、兵庫医科大学整形外科学教室や北海道我汝会えにわ病院などを経て2012年4月から現職。
専門は股関節を中心とした関節外科