知っておきたい!対処方法
~膝の手術後のリハビリテーション~

具体的なリハビリテーションのやり方

O脚を原因とする膝の変形を改善する手術

膝の手術後のリハビリテーション編

(2)リハビリテーションのやり方(その1)

リハビリテーションは、膝の具合の程度によって、やり方は違ってきます。例えば、膝の痛みがなかなかとれないような場合は、寝ながら脚を動かす運動をします。具体的には、まず仰向けに両脚を伸ばしながら横になります。その際、膝の裏は浮いている状態になりますが、力を入れて脚全体が床につくように意識してください。そして押しつけた状態を約5秒維持し、時間がたてばゆるめます。これを30回くらい繰り返します。なお、膝を床につけることができない場合は、膝下にタオルなどを置いて、カサを高くして行うなどして対応してください。
膝のリハビリの図

次に、それほど痛みが無い場合は、同じように仰向けに寝た状態で、片方の膝を立て、もう片方の脚をゆっくりと床から10㎝ほどの高さまで上げます。そして、その状態を約5秒キープします。そして、上げた時と同じようにゆっくりと脚を下ろし、10秒ほど休んで、また同じように脚を上げます。この動作を10回ほどしたら、今度は逆の脚で同じことをします。

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膝の手術後のリハビリテーション編
― 具体的なリハビリテーションのやり方 ―

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監修

中山 寛 氏

中山 寛 氏

<整形外科医>
兵庫医科大学
整形外科 助教

昭和52年生まれ

医学博士、日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定スポーツ医、日本体育協会認定スポーツ医、専門はスポーツ整形外科、下肢関節鏡手術(股関節、膝関節、足関節)。