リハビリテーションは、膝の具合の程度によって、やり方は違ってきます。例えば、膝の痛みがなかなかとれないような場合は、寝ながら脚を動かす運動をします。具体的には、まず仰向けに両脚を伸ばしながら横になります。その際、膝の裏は浮いている状態になりますが、力を入れて脚全体が床につくように意識してください。そして押しつけた状態を約5秒維持し、時間がたてばゆるめます。これを30回くらい繰り返します。なお、膝を床につけることができない場合は、膝下にタオルなどを置いて、カサを高くして行うなどして対応してください。
次に、それほど痛みが無い場合は、同じように仰向けに寝た状態で、片方の膝を立て、もう片方の脚をゆっくりと床から10㎝ほどの高さまで上げます。そして、その状態を約5秒キープします。そして、上げた時と同じようにゆっくりと脚を下ろし、10秒ほど休んで、また同じように脚を上げます。この動作を10回ほどしたら、今度は逆の脚で同じことをします。