知っておきたい!対処方法
~膝の手術後のリハビリテーション~

具体的なリハビリテーションのやり方

O脚を原因とする膝の変形を改善する手術

膝の手術後のリハビリテーション編

(1)まずは膝関節の筋肉を鍛える運動から

高位脛骨骨切り術の手術を行った後、杖の補助があれば歩けるようになるまで回復すると、退院となります。しかし、その後も資格を持った医師や理学療法士の指導の下、週に1~2回程度、通院して機能の回復のために運動療法を中心とするリハビリテーションを行います。ただし、自宅から手術した病院が遠い場合などは、近くの医院やクリニックなどを紹介してもらって、そこでリハビリテーションを行うこともあります。

他の章でも触れましたが、リハビリテーションの最初は、膝が支える力を強くし安定感をもたせることを目的とします。具体的には、膝にかかる負担を小さくして痛みを和らげるため、膝まわりの筋肉や骨、靭帯などを鍛える筋力トレーニングからとりかかります。

どうして筋力トレーニングをするのかというと、膝を動かし安定させているのが膝関節の周囲にある筋肉なことから、膝関節の動きにかかわる筋肉を鍛えるためです。特に、歩く時に重要な役割を果たしている太もも前面の筋肉の「大腿四頭筋」を鍛えることが大切です。なお、筋肉が付くと新陳代謝も高まるため、長期的にも痛みが起こりにくくなることが期待できます。

ただし、トレーニングを始めてから痛みや炎症の激しくなったり、2週間ほど続けて痛みが悪化したりするなどの症状が見られるようなら中止してください。そして、医師などの判断を受けて、OKが出てから再開するようにしましょう。
脚の筋肉の図

これらが「大腿四頭筋」


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監修

中山 寛 氏

中山 寛 氏

<整形外科医>
兵庫医科大学
整形外科 助教

昭和52年生まれ

医学博士、日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定スポーツ医、日本体育協会認定スポーツ医、専門はスポーツ整形外科、下肢関節鏡手術(股関節、膝関節、足関節)。