知っておきたい!対処方法~腰部脊柱管狭窄症編~

注意すべきこと

腰痛は様々な原因で起こりますが、腰痛に付随した症状として、臀部や脚に疼痛やしびれが生じることがあります。

変形性膝関節症編

(1)腰椎椎間板ヘルニアとの鑑別

手術療法

大きな違いは、馬尾全体の圧迫か、個別の神経根の症状か、の違いになります。
症状としては、ヘルニアの場合、急性期は疼痛が強く、寝返りが打てないほどの激痛が生じることもあります。
疼痛は、ヘルニアによって圧迫されている神経根に限局しますので、例えばふくらはぎの外側が痛い、とか大腿部の前方が痛い、など障害されている神経根の支配領域に症状が見られます。
狭窄症で見られるような漠然とした両下肢の違和感や間欠跛行は見られません。

また、膀胱直腸障害を合併する頻度は低く、合併する場合はヘルニアの陥頓などにより急性に出現することが問題になります。
その場合は緊急手術が必要になることもあります。

年齢的にも、狭窄症が60歳以上に多いのに比べ、ヘルニアの場合はより若年者にも多く見られます。 ただし、腰部脊柱管狭窄症の場合は、馬尾症状単独の場合よりも、ヘルニアなどによる神経根症状を合併することが多いようです。

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腰部脊柱管狭窄症編 ― 注意すべきこと ―

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監修

石橋 徹 氏

石橋 徹 氏

<医学博士>
日本整形外科学会専門医
日本リウマチ学会専門医

<略歴>
・九州大学医学部(1988年卒業)
・九州大学整形外科入局
・九州大学大学院外科系研究科博士課程修了(医学博士)
・米国マサチューセッツ工科大学(生化学部門(制がん剤の研究)および物理学部門(マテリアルサイエンス)博士研究員 )
・国立病院九州医療センター リウマチ科勤務(関節リウマチの薬物治療、高度破壊関節の再建手術を担当)
・生物分子工学研究所主席研究員
などを経て
原土井病院整形外科部長(2009年より)