知っておきたい!対処方法
~腰椎椎間板ヘルニアのリハビリテーション~

「椎間板ヘルニア」とはどんな病気なのか

ヘルニアを正確に知っている人は少ないかも知れません。

腰椎椎間板ヘルニアのリハビリテーション編

(1)腰にある神経を圧迫する病気

椎間板ヘルニア画像

椎間板が変形して神経根を圧迫することで痛みやしびれが起こる

何故、「椎間板ヘルニア」になると、腰痛はもちろん、下半身から片足ないし両足にしびれや痛みが起こるのでしょうか!?

まず、腰には5つの「腰椎(ようつい)」と呼ばれる骨があり、この5つの骨には、脳から縦に下ってきた「脊柱管」と呼ばれる管がくっついています。そして、この管の中には、脳からの指令を手足などに伝える運動神経と皮膚などで感じた感覚を脳に伝える知覚神経が入っています。

腰椎の下部で神経は、馬の尻尾のように縦に並んでいます。この神経を「脊髄馬尾神経」と呼んでいますが、これらが各腰椎のところで左右一対ずつ枝分かれし、下肢に伝わっていきます。この神経を椎間板ヘルニアが圧迫するため、腰に痛みを感じたり、脚にしびれなどを感じたりするようになるわけです。

なお、脚の痛みやしびれは、主に臀部から太ももの後ろ側から踵やつま先まで伸びている「坐骨神経」に起こると言われています。

ちなみに、現在の日本で椎間板ヘルニアは、20~40代の男性に多く見られ(男性の発症は女性の倍の頻度)、さらに50歳代にピークを迎えます。

また、椎間板ヘルニアを原因として、椎間板からはみ出して骨の周りに棘(骨棘:こっきょく)のようになったりすることがあり、そうしたものが神経を圧迫して、腰に激しい痛みや下半身のしびれを感じるようになる「腰部脊柱管狭窄症(ようびせきちゅうかんこさくしょう)」を引き起こす場合もあります。

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腰椎椎間板ヘルニアのリハビリテーション編
― 「椎間板ヘルニア」とはどんな病気なのか ―

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監修

石橋 徹 氏

圓尾 圭史 氏

<整形外科医>
兵庫医科大学
整形外科 助教

<略歴>
・兵庫医大卒業 同大学整形外科入局)
・兵庫医科大学 大学院卒業(2006年卒業)
・宝塚市立病院
・兵庫医科大学助教
・サンフランシスコカリフォルニア大学(UCSF) クリニカルリサーチフェロー
・兵庫医科大学助教