知っておきたい!対処方法~変形性膝関節症編~

変形性膝関節症になった時の注意点

変形性膝関節症は、歩く際に膝に痛みを感じ、最悪の場合は歩行困難になることもある病気です。

変形性膝関節症編

(1)体重のコントロールが大切

変形性膝関節症は、病気の進行度によって初期から末期まで5段階に分類され、それぞれの状態によって治療方法も異なりますが、基本の治療は運動療法になります。

ステージⅠ&Ⅱに当たる初期の段階では、「正座をしないように」と言われます。
これは、正座をすると部分的に関節軟骨に強い圧力がかかり、痛みが出ることが多いからです。
椅子での生活の方が膝への負担が少なく、膝の軟骨、半月板が長持ちします。そのため、生活スタイルの見直しが図られます。

さらに、ステージに関係なく日常生活で注意しなくてはいけない、もう1つ重要なポイントが体重のコントロールです。
できるだけ膝に負担がかからないように肥満を予防し、減量に努める必要があります。
同時に筋力を保つ訓練をして、膝の負担を減らすように心がければ、進行を遅らしたりする効果が期待できます。

バランスの良い食事

その他、変形性膝関節症の場合、膝の痛みのためになかなか激しい運動はできないため、食事をコントロールして肥満を抑える指導も行われます。

具体的には、例えば、食べるものは肉よりも魚、魚よりも野菜を多くとるようにし、また揚げ物なども食べ過ぎないようにします。
また、甘いものもできれば控えるようにして、お酒も禁酒をするか、飲むにしても量を守って飲み過ぎないように気を付けるように指導されます。

さらに、細かいことですが、自分の足に合った靴を選ぶことも大切です。
膝への無理な負担を避けるためにも、キチンとサイズを測って、歩きやすい靴を選ぶようにしましょう。
意外にもクッションが柔らかい靴がいいというわけではないので、医師や理学療法士などの専門家に相談して靴を選ぶようにしてください。

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監修

中山 寛 氏

中山 寛 氏

兵庫医科大学  整形外科 助教

昭和52年生まれ

医学博士、日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定スポーツ医、日本体育協会認定スポーツ医、専門はスポーツ整形外科、下肢関節鏡手術(股関節、膝関節、足関節)。