・年齢、状況等から手術の効果はどの程度期待可能か?
前十字靱帯の手術適応は一般的に若年層で社会人スポーツなどを実践している方がほとんどです。
中高年(50歳程度)でリハビリに専念できる方もいますが効果には個人差が生じます。
シンプルな前十字靱帯の手術の適応でこの現状なので、なかなか高齢により筋力がつきにくい、
軟骨の変形が生じるなど要因が更に増えますと担当医のおっしゃられたことが妥当であると思います。
・テニスを今後続けるとしたらどんな対応がよいか?
以下の3点が必要と思われますが、必ず担当医に相談して実施して下さい。
① 痛みがあるときは無理しないで休む
② フォームをチェックする
膝に負担がかかる動作は過度に膝を曲げる事です。(つま先より膝が前に出ないこと)
今までのフォームを見直し前後左右へのステップで負担になっていないか確認して下さい。
③ 筋力訓練(特に太ももの筋肉)を継続的にゆっくりとスクワット。つま先より膝が前にでない程度で行う事。
④ 運動時には専用のサポータを使用する事。
・今は歩行時に膝崩れがたまにありますが、手術をすれば回復が可能か?
膝の痛みが治まり筋力トレーニングを実施すれば安定することがありますので
しばらく様子を見ても良いと私的には思います。
回答日時:2013/02/21 10:47
山崎敦
理学療法士
医療法人社団 誠馨会 総泉病院リハビリテーション部
医療法人社団 誠馨会 総泉病院リハビリテーション部に在籍しています。