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高齢者の大腿部骨折

97歳の母です。
大腿骨を骨折しましたが、心臓が悪く手術できません。
保存療法とは具体的にはどのような治療をするのでしょうか。?またリハビリはいつから始めるのが良いでしょうか。?
さらに、救急で病院に入ったのですが療養病院に転院する必要があるのでしょうか?

質問者:zosan さん 60代 男性 2016/12/10 19:07 【カテゴリー:骨折

1件の回答があります。
回答者

村木重之

医師

 お母さまが骨折されたとのこと、大変ご心配なことと推察いたします。
高齢の方で大腿骨の骨折というと、大腿骨近位部骨折(足のつけねの骨折)というものではないかと思います。
大腿骨近位部骨折には、内側骨折と外側骨折があるのですが、内側骨折で転位(ずれ)の程度が軽い場合や合併症があり手術が困難な場合に保存療法を行うことがあります。保存療法は基本的に安静なのですが、高齢の方で過度に安静にしていると、筋肉が落ちて、寝たきりにつながりますし、肺炎の危険性も増します。
従いまして、リハビリは骨折部をいたわりつつも、可及的早期に行うことが大事です。ベッド上でも、可能であれば、骨折していないほうの足を動かしたり、ベッドを起こして、上肢を動かしたりすることが大切です。あとは、可能であれば、車いすへの移乗も可及的早期に行ったほうが良いです。
病院にもよりますが、急性期病院の場合、長期の入院はできませんので、療養型の病院に転院する必要があると思います。急性期病院にはソーシャルワーカーといって、転院先などに精通している方がおられるかと思いますので、早めにご相談されるのがよろしいかと思います。
 早くお元気になられることを願っております。

回答日時:2016/12/14 19:35

村木重之 医師 むらき整形外科クリニック

目の前の患者さんのお役に立つことが何よりやりがいのあることだと思い、開業する事としました。開業後は、東京大学で得た経験を活かし、患者さんにやさしい、安心できるクリニックを目指したいと思います。

・職種:医師(医学博士)
・所属病院/施設、東京大学医学部附属病院、東京大学22世紀医療センター関節疾患総合研究講座にて東京大学医学部特任准教授を経て、「むらき整形外科クリニック」開業(東京都練馬区下石神井4-7-28)

ブログ:http://profile.ameba.jp/drm7/

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