回答有り
印刷
  • mixiチェック

前十字靭帯再建直後の歩行訓練の可否と固定角度

ST筋を使用した関節鏡による一重束再建法により、左膝前十字靭帯を再建し、現在も入院中の者です。この病院の術後の管理に不安と不信感を抱くに至ったので相談する次第です。

(1)手術翌日の歩行訓練

手術を受けた翌日に担当看護師から「歩いて良いので歩行訓練をします」と言われました。病室からナースステーションまでの一往復で、距離にして20m位です。松葉杖は使用せず、キャスター付きの点滴スタンドのハンドルに捕まって、左足をやや引きずりながら歩きましたので、全体重とは言いませんが、7-8割の体重はかかっていたと思います。歩く姿が覚束ないので、それを見た看護師が「車椅子にする方が良いか先生と相談する」と言い、次の日から車椅子になりました。その際同じ看護師に「まだ歩いたらダメなのだそうです」と言われ、私は唖然としました。

前述の術式による靭帯再建直後に、体重を掛けた歩行訓練をしたら、再建した靭帯が再断裂したり伸びたりする恐れはないでしょうか?

(2)再建直後の膝の固定角度
術後8日目からリハビリが始まりましたが、リハビリ室の先生に「膝の装具の角度がおかしいので、先生に確認するように」と言われました。ネットなどで他院の説明を調べると、手術直後は膝を30度曲げた状態で保持しなければならず、もし手術直後に膝を真っ直ぐに伸ばすと、再建した靭帯が伸びる恐れがある、と言う事を後から知りました。

私が術後一週間使った装具は殆ど真っ直ぐになっています。曲がりは10度あるかないかです。また、手術後に脚の下に敷いたクッションも膝裏ではなく、ふくらはぎ裏に置かれ、太股裏にはもう一つのクッションが敷かれていました。つまり、左足全体がクッションで持ち上げられていたことになります。この状態では膝は30度も曲がりません。担当医は「装具の遊びの幅分くらいは膝が動いても問題無い」と言う説明でしたが、装具の設定角自体間違っているのであれば、そこから更に膝が動くと殆ど真っ直ぐになりかねません。術後9日目からは膝を積極的に動かすリハビリが始まったので、最初の固定が大事であるという事が分かります。

このような状態で術後一週間過ごしてしまった場合、再建した靭帯は伸びてしまうのでしょうか?

質問者:kktt さん 40代 男性 2013/07/14 20:33 【カテゴリー:手・足

1件の回答があります。
回答者

山崎敦

理学療法士

基本的なリハビリの流れは病院の方針、術式によって違うようです。

私の経験からは術後1週でギプス除去。膝の屈伸訓練開始。通常1~2週で体重の1/3の荷重歩行(2本の松葉杖使用)、と進めて行きますが、先生の考えによっては一日目より荷重歩行を開始する所もあります。

また術後の固定もお調べになった通り一般的には30°固定であり、ポジショニングには十分注意が必要です。

矛盾や心配が色々出てきていると思いますが、基本的には担当医に確認するのが一番だと思います。

不信感が少しでもあると後の治療にも大きく影響します。ぜひ相談してみて下さい。

回答日時:2013/08/14 11:58

山崎敦 理学療法士 医療法人社団 誠馨会 総泉病院リハビリテーション部

医療法人社団 誠馨会 総泉病院リハビリテーション部に在籍しています。

コメント一覧 この回答にコメントする

よく見られている質問

リハビリ Q&A回答者 募集

私たちがお答えします!