リハビリネットのご利用ありがとうございます。
ご質問について、IVES(アイビス)の対象・効果についてメーカー・開発元からいただいた内容を編集部よりご回答いたします。
■IVESの対象について
IVES(アイビス)を使用したリハビリテーションは脳卒中や脊髄損傷などによって生じた手・足の麻痺が軽度から中程度の方が対象です。
具体的には麻痺した手・足をご自分で少しでも動かすことができて、装置によりその動き(筋肉の活動)を読み取ることができる方が対象となります。
■効果について
IVESは手のリハビリテーションを中心に医療機関で使用されており、効果は、手のリハビリテーションでは学会や論文などで効果が報告されておりますが、足のリハビリテーションではまだまだ報告が少ない状況です。
ただし、医療機関によっては足に活用して効果を出しているところもありますので、IVESの導入先に足のリハビリテーションで使用しているかどうかを確認していただくことをお勧めします。
ちなみに、「脳卒中治療ガイドライン2015」の歩行障害に対するリハビリテーションには、以下の記載がございます。
・筋電や関節角度を用いたバイオフィードバック(生体自己制御)は歩行の改善のために勧められる。(IVESでもLEDのランプで筋電を確認できます。)
・慢性期の脳卒中で下垂足がある患者には機能的電気刺激が勧められるが治療効果の持続は短い。(IVESで可能です。)
以上ご参考になりましたら幸いです。
詳しくは「IVES(アイビス)を使用したリハビリとは?」のページもご参照ください。
http://www.rehabili.net/ives/
回答日時:2016/05/25 13:30
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